リロケーションを活用

リロケーションはもともと転勤族向けのサービスでしたから、主催者は不動産業者ではなく個人です。
海外では日本ほど“家”へのこだわりは強くないですから、売却して転居地までの旅費を稼ぐというのが主流です。
日本人は“古巣へ戻りたい”という意識が高い民族ゆえに、売却ではなく賃貸するという方向性を選択しました。

留守の間だけ住んでもらいながら、家の維持管理を代行してもらうというのがコンセプトになっています。
賃貸契約として取引してしまうと帰りたい時に帰れないという、家主側の不都合が出てしまうのですが、定期借家法にのっとってリロケーションを活用すれば、帰る家があるという安心感が得られます。
管理してもらいながら賃料で小遣い稼ぎができますから、メンテナンス経費は実質0円でできるというのも人気に火をつけました。
家具は基本的にそのままですが、快適に住んでもらうためのリフォーム代は必要ですし、住んでもらう人も厳選しないと大切な調度品も無傷・美品のまま維持できる保障はありません。

賃料を徴収した形で立派なビジネスですから、まったくの素人には若干負荷もかかるという事で、大半は専門業者のサポートを受けながら運営されています。
様々リスクはあるものの、空き家解消への道筋をつけたという点では高く評価できます。

リロケーションを活用