リロケーションと空き家

今回は“リロケーションで空き家対策”というテーマでお話します。
ここ10年もの間に全国で空き家が急増して話題となり、メディアでもたびたび取り上げられています。
エリアごとに様々な対策がとられており、人々の関心を集めるようなユニークなアイディアも多数登場しています。
リロケーションもそのユニークなアイディアの1つです。

リロケーションはかいつまんで話すと、個人宅を一定期間だけ第三者へ貸す事です。
大元はアメリカで、転勤族とその家族のために生まれた事業が、日本へ渡ってからは独自スタイルで少しずつ人々の生活に取り入れられつつあります。
正確には和製リロケーションというべきでしょう。
定期借家法が設定された事で、リロケーションの普及に拍車がかかりました。
本来の定期借家法は一定期間借りた後は返却しなければならないというものですが、両者の合意により再契約で住み続ける事も可能です。
各地に拡大した空き家の中には長く人が住まなかった事で、半壊してしまっているものも多いです。

家屋は居住がないまま放置されると、傷みが進んでしまう難点があるゆえに、そうなる前にリロケーションシステムを活用する事によって、中古物件に息を吹き込める可能性も多数生まれる事を考えると、リロケーションがさらに人々の間に浸透していって欲しいとも思うのですが、ケースによってはデメリットともなりますから、ケースバイケースで中古物件の活用を考えてゆくのが大切です。
いずれにせよリロケーションという利用法が、未だに地域に暗い影を落としている空き家問題に、一筋の光をともしてくれるとの期待も高まっています。

リロケーションと空き家